T7Japanについて

Think7 (T7) は、シンクタンクによるG7 の公式エンゲージメント・グループです。T7のプロセスでは、G7議長国との連携のもと、世界のシンクタンクの研究者たちが、G7各国やパートナーの政策立案に役立つような調査研究に基づく政策提言を取りまとめます。

アジア開発銀行研究所(ADBI)は、2023年の日本のG7議長国下において、「危機への対応、持続可能な開発の加速-G7・G20間の協調を目指して-」という主題のもとにT7Japanを主催し、園部哲史ADBI所長がT7Japan議長を務めます。

インクルージョンとグローバルサウスに焦点を当てて

T7Japanは、世界のリーダーたちによりインパクトのある解決策を提供することを目的として、広くG7および非G7諸国からの参加者を募っています。T7Japanはまた、G7の政策目標を実現するために不可欠なG7とグローバルサウス間の連携促進を目指します。

T7Japanのプロセスにおける政策研究は、概ね4つのT7Japanタスクフォースによって取りまとめられます。

各タスクフォースは、それぞれが4つの質の高いポリシーブリーフと1つのイシューズペーパーを作り上げていきます。加えて、著名な研究者たちから的を絞った政策的な見識が示されます。

G7とG20をつなぐ

G7とG20の間に数々の相違点があるのは事実です。両者に共通する課題に対してさえも、その解決方法には意見の相違が見られます。T7JapanとThink20(T20)インドはおのずと異なる政策を提案することになります。それでも、両者はG7とG7以外のG20の国々双方にとって有益な解決策を見出し、G7とG20のリーダーたちに共同で提案するように努めます。

この両者の協働は、上級政策立案者や専門家によって構成されるT7Japan諮問委員会によって支えられます。諮問委員会の委員にはT20インドのコアグループのメンバーも含まれます。同様に、T20国際諮問委員会には、T7Japan議長がそのメンバーの一人として参加しています。

解決策にスポットライトを当てる

T7による提言は、4月27日と28日に東京で開催されるT7Japanサミットで取り上げられ、5月19日から21日に開催されるG7広島サミットでの議論の材料として提出される予定です。また、その後に続く各種会議、ラウンドテーブル、政策対話、アウトリーチ活動などを通じても広められる予定です。